tuple(タプル)は、リストと似たようなデータ構造で、複数の要素をまとめて扱うことができます。
ただし、tupleとlistにはいくつかの重要な違いがあります。
このページではtupleの基本について解説していきます。
【Python】List(リスト)の使い方 | Seeds
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目次
tupleの作成
tupleは、丸括弧 ()
を使って作成します。要素はカンマで区切ります。
my_tuple = (1, 2, 3, 'apple')
要素へのアクセス
要素へのアクセスは、リストと同様にインデックスを使用します。インデックスは0から始まります。
print(my_tuple[0]) # 1
print(my_tuple[3]) # 'apple'
tupleの特徴・listとの違い
tupleは不変(immutable)なデータ型です。
そのため、一度作成されたtupleは変更することができません。
my_tuple[0] = 5 # エラーが発生します
この特性が、tupleとlistの重要な違いの一つです。
リストとの他の違いとして、リストは多くのメソッド(append()
、extend()
、remove()
など)を持っていますが、tupleは不変性のためにこれらのメソッドを持っていません。
リストの方が柔軟性があり、要素の追加や削除が必要な場合にはリストを、データの不変性が求められる場合にはtupleを選択すると良いでしょう。
tupleの利用シーン
● データの不変性が重要な場合
tupleは変更できないため、データの不変性が重要な場合に利用されます。例えば、プログラムの設定や定数など、変更されてはいけないデータを保持する際に使います。
configurations = ('debug', 'verbose', 'log')
● 複数の値を1つの戻り値として返す場合
関数が複数の値を返す際、それらをtupleでまとめて返すことがあります。
def get_coordinates():
return (10, 20)
x, y = get_coordinates()
print(x, y) # 10 20
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