Swiftにおけるif文の構造
Swiftのif
文は以下のような構造を持ちます。
if 条件 {
// 条件が真の場合に実行されるコード
} else if {
// 最初の条件が偽で、かつこの条件が真の場合に実行されるコード
} else {
// どの条件も満たされない場合に実行されるコード
}
条件
は真偽値(true
またはfalse
)を評価できる任意の式です。
else if
は最初のif
の条件は満たさない場合に実行されるコードを指定します。
else
はどの条件も満たされない場合に実行されるコードを指定します。else if
とelse
は省略可能です。
● サンプルコード
let score = 85
if score >= 90 {
print("優秀な成績です")
} else if score >= 70 {
print("良い成績です")
} else {
print("もう少し頑張りましょう")
}
条件が複数ある場合の書き方
「if A かつ B」や「if A あるいは B」のように複数条件がある場合は、&&
や||
を使います。
&&(and)を使用する場合
let isWeekday = true
let isRaining = false
if isWeekday && !isRaining {
print("外に出かけることができます")
} else {
print("外に出かけるのは避けた方が良いかもしれません")
}
この例では、isWeekday
がtrue
であり、isRaining
がfalse
の場合に「外に出かけることができます」というメッセージが出力されます。
&&
は論理積(and)を表し、両方の条件がtrue
の場合に全体がtrue
となります。
||(or)を使用する場合
let isSunny = true
let isHoliday = false
if isSunny || isHoliday {
print("外に出かけると楽しいかもしれません")
} else {
print("外に出かける理由があまりありません")
}
この例では、isSunny
がtrue
またはisHoliday
がtrue
の場合に「外に出かけると楽しいかもしれません」というメッセージが出力されます。
||
は論理和(or)を表し、どちらか一方がtrue
であれば全体がtrue
となります。
否定(!)を使った条件
Swiftでは、!
(否定演算子)を使用して条件を否定できます。
let isCloudy = true
if !isCloudy {
print("晴れています")
} else {
print("曇っています")
}
この例では、isCloudy
がtrue
である場合には、!isCloudy
はfalse
となり、「晴れています」というメッセージが出力されます。
逆に、isCloudy
がfalse
の場合には、「曇っています」というメッセージが出力されます。
配列に特定の要素が含まれているか判定する条件
配列に要素が含まれているかどうかを判定するには、contains
メソッドを使用します。
let fruits = ["りんご", "ばなな", "いちご", "ぶどう"]
let targetFruit = "いちご"
if fruits.contains(targetFruit) {
print("\(targetFruit)はリストに含まれています")
} else {
print("\(targetFruit)はリストに含まれていません")
}
この例では、fruits
という配列にtargetFruit
として指定された要素が含まれているかどうかを判定しています。
contains
メソッドは、配列が指定された要素を含んでいる場合はtrue
を返し、含んでいない場合はfalse
を返します。
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