for文は、特定の条件に基づいてコードブロックを複数回実行するための制御構造です。
以下に、Dartのfor文の基本的な構文と使い方について簡単に解説します。
目次
基本的なfor文の書き方
// 基本的なfor文
for (var i = 0; i < 5; i++) {
print('現在の値は $i です。');
}基本的なfor文は初期化 (var i = 0)、条件 (i < 5)、更新 (i++) の3つの部分で構成されています。
処理の流れとしては次の通りです。
- forで囲まれたコードブロック内の処理を実行:”現在の値は 0 です”。
更新処理 (i++) が実行され、iの値が0から1に変わる。 - forで囲まれたコードブロック内の処理を実行:”現在の値は 1 です”。
更新処理 (i++) が実行され、iの値が1から2に変わる。 - forで囲まれたコードブロック内の処理を実行:”現在の値は 2 です”。
更新処理 (i++) が実行され、iの値が2から3に変わる。 - forで囲まれたコードブロック内の処理を実行:”現在の値は 3 です”。
更新処理 (i++) が実行され、iの値が3から4に変わる。 - forで囲まれたコードブロック内の処理を実行:”現在の値は 4 です”。
更新処理 (i++) が実行され、iの値が4から5に変わる - iが5になったことで、
i < 5の条件の結果が偽(false)になるため、繰り返し処理を終了。
上記のような流れで、iが0から4まで変化しながらコードブロックが5回繰り返されます。iが5になると i < 5の条件の結果が偽(false)になるため、処理を終了します。
コレクションの要素を処理するfor-in文
コレクション(Collection)は、複数の要素をまとめて管理するためのデータ構造のことです。
リスト(List)やマップ(Map)などがコレクションの例です。
コレクションの要素をfor文で処理する場合、次のように書くことができます。
List<int> numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
for (var number in numbers) {
print('要素の値は $number です。');
}for-in文では配列 numbers の各要素を for ループで1つずつ取得しています。





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